保険外の療養を受けたとき

高度な先進医療や特別なサービスを含んだ医療を受けた場合は、一定の条件を満たしていれば、それにかかわる上乗せ部分は全額が自己負担となりますが、基礎的な部分は健康保険で診療などが受けられます。これを「保険外併用療養費」といいます。

評価療養

医学的な価値が定まっていない新しい治療法や新薬など、将来的に保険導入をするか評価される療養のことです。

• 先進医療
• 医薬品、医療機器、再生医療等製品の治験に係る診療
• 薬事法承認後で保険収載前の医薬品、医療機器、再生医療等製品の使用
• 薬価基準収載医薬品や保険適用医療機器、再生医療等製品の適応外使用など

選定療養

特別な療養環境など、患者が自ら希望して選ぶ療養で、保険導入を前提としない療養のことです。

• 特別の療養環境（差額ベッド）
• 大病院での初診・再診
• 予約診察・時間外診察
• 歯科の材料差額、小児う蝕の指導管理
• 180日以上の入院、制限回数を超える医療行為など

患者申出療養

患者が最先端の医療技術などを希望した場合に、申請により認められれば、安全性・有効性などを確認したうえで、保険外の診療と保険診療との併用ができる療養のことです。