[監修]小川 真里子(東京歯科大学市川総合病院 産婦人科 准教授)
女性に多いお悩みの代表格ともいえる「冷え」。寒い季節に手足が冷えるだけでなく、近年では、夏でも冷房の影響などで体が冷える“夏冷え”に悩む女性が多くいます。夏冷えも冬冷えも、どちらも主にライフスタイルによって起こりやすく、全身にさまざまな悪影響を及ぼします。改善せずに放置すると病気や不妊の原因になることもあるので、しっかり対策をしましょう。
筋肉量が少ないと体の中で熱を生み出しにくく、冷えやすい傾向にありますが、下記に挙げたライフスタイルなどが、さらに冷えのリスクを高めます。
女性ホルモンのバランスが乱れて冷えが生じることも。特に月経中や更年期には、冷えが現れやすい。
朝食をとることで、体に熱が生まれ、午前中から活動モードに!
※一年を通して冷たい飲み物は控えめに!
●ランチ後に
散歩
●階段を
使う
血流が多い部分を温めることで効率良く体が温まる
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手足が冷えるのに顔がほてるのはどうして?
「冷え」は、自覚症状のない人から、全身が冷えるタイプ、体の一部が冷えるタイプなど人によってさまざま。手足が冷えるのに顔がほてる「冷えのぼせ」も、年齢を問わず女性に多くみられます。
若い人にも多い「冷えのぼせ」
頭や顔などは汗をかきやすかったり、ほてったりするのに、手足は冷えている「冷えのぼせ」。冷えとのぼせに悩む……というと更年期に起こるような症状と思われがちですが、実は若い女性にも多くみられます。
この「冷えのぼせ」は、ストレスや不規則な生活習慣、女性ホルモンの影響などによる自律神経の乱れが原因の一つとして考えられます。自律神経のバランスが崩れると、体温調節機能や血管の収縮・拡張のコントロール機能がうまく働かなくなります。それにより体が冷えやすくなったり上半身に熱が集中しやすくなったりするのです。
「冷えのぼせ」対策
「冷えのぼせ」が気になる人は、下記の対策を意識してみましょう。
服装の工夫
自律神経を整える習慣